水稲種子が全国一。
庄川町は、全国的に珍しい“散居村”で知られる砺波平野に位置しています。庄川挽物生地の発展に大きく関係する「庄川」という名の一級河川は、その中央部を流れ、水王国とやまの一翼を形成しています。扇状地の要に位置することから、用水の取入口が多く設けられ、町内に大小の用水が美しい扇状を描きながら流れています。さらに、その清流は、挽物木地のみならず、260年余年の伝統を誇る水稲種子（種もに）の生産発展にも寄与し、全国一の生産量を誇っています。
心身を癒す庄川温泉郷。
清流・庄川の周辺にある「庄川温泉郷」は、古くから湯治の湯として人々に親しまれてきました。今も、さまざまな源泉から湧き出る多彩な湯を楽しむことができます。泉質は主に炭酸水素塩泉や炭酸鉄泉、ナトリウム泉、ミネラル泉などで、火傷や切り傷、神経痛、リウマチ、筋肉痛、慢性皮膚炎、慢性婦人病などへの効能が期待できると評判です。
温泉郷に点在する各温泉宿では、それぞれにアイデアと工夫を凝らして、お客様をおもてなししています。いずれの宿に滞在しても、露天風呂から望む四季折々の風景は琴線に触れる美しさ。心身の疲れをやさしく癒してくれます。
また、庄川町は、古来より鮎の漁場としても有名。毎年6月頃の鮎シーズンには、旬の鮎料理を目当てに多くの観光客が訪れます。
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庄川のイベントや見どころ
庄川町には、四季を通してさまざまなイベントが満載。鯉を庄川に放流して開運長寿を願う伝統神事「厄払い鯉の放流」（1月）をはじめ、花火大会や夜高行燈など夜に映える“美”を楽しめる「庄川観光祭」（6月）、水上の丸太乗りを競う流木乗り選手権で大いに盛り上がる「庄川水まつり」（8月）、町の特産品であるユズの関連商品を手に入れられる「庄川ゆずまつり」（11月）など、多くの人出で賑わいます。また、庄川峡遊覧船での庄川峡クルーズは、非日常を味わえるとあって外国人観光客にも大変人気です。