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■ 『将来の気候危機に備える水害版BCP(事業継続計画)』シンポジウム開催のご案内
2020年2月2日更新

 富山県立大学では、下記の日程でシンポジウムを開催いたします。

 

 2019年10月に発生した台風19号は、中部地方、関東地方、東北地方の極めて広範にわかって、甚大な被害をもたらしたことは一般にも記憶に強く刻まれていることと思います。2019年11月8日現在、死者95名、行方不明者5名、負傷者472名、道路や鉄道などの交通網の寸断、多数の河川氾濫など社会経済に大きな影響を及ぼし、1977年(昭和52年)9月の沖永良部台風以来42年1か月ぶりに本台風に命名される見通です。


 最近5年間においても、平成30年7月西日本豪雨災害、平成29年7月九州北部豪雨、平成28年北海道・東北豪雨、平成27年関東・東北豪雨(鬼怒川の決壊)、平成26年広島土砂災害などの大規模水害が発生しており、温暖化のシグナルが出始めているといっても過言ではありません。


 「災害」というと市民や社会といった側面で語られることが多いですが、近年の大規模災害ではサプライチェーンの寸断や交通・物流障害など被災地以外の企業に対する影響も大きくなっています。企業や事業者による事業継続計画(BCP)の策定は、被災後の企業や事業所の業務機能の復旧・復興を早める手助けとなるだけではなく、サプライチェーンの再構築や交通・物流障害からの復旧といった形で、立地地域の社会経済的な復旧・復興や活性化に影響を与えます。しかし、現状では、BCPの策定率は高いとは言えません。そのため、BCPの知名度や策定率をさらに伸ばす必要がある状況にあります。


 そこで、企業や事業者の皆様に、気候変動研究の最新状況と水害版BCPへの理解をより深めていただきたく本シンポジウムを開催いたします。

 

 

●プログラム:
 13:00~13:10 開会挨拶と本シンポジウムの趣旨説明
 13:10~13:55 「気候変動と水災害」富山県立大学 工学部 准教授 手計太一
 13:55~14:40 「近年の大規模水害の概要と今後の課題」富山県立大学 工学部 准教授 呉修一
 14:40~14:55 休憩
 14:55~15:40 「富山県の浸水想定図とハザードマップ」国土交通省富山河川国道事務所 調査第一課長 澤原和哉
 15:40~16:25 「事業継続計画(BCP)の重要性(仮題)」相模女子大学 教授 九里徳泰 (富山市政策参与)
 16:25~16:30 閉会挨拶
 16:30~17:00 名刺交換会
 ※本シンポジウムは、国土交通省河川砂防技術研究開発地域課題分野(河川)

 「急流河川流域における水害版BCPの河川計画・管理への実装可能性に関する研究」の一環です。

 

●日時:2020年2月28日(金) 午後1時~5時

●会場:大学コンソーシアム富山(富山市新富町1-2-3 CiCビル 5階)研修室1
●定員:80名 ※ただし、定員になり次第受付終了します。

●主催:富山県立大学 工学部 手計研究室
●共催:富山河川研究会
●後援:国土交通省富山河川国道事務所

 

●お申し込み・お問い合わせ先:

 富山県立大学 工学部環境・社会基盤工学科 准教授 手計太一(てばかり たいち)
 〒939-0398 富山県射水市黒河5180 TEL(0766)56-7500(内1676)
 tebakari@pu-toyama.ac.jp(メールでのお問い合わせを推奨いたします)

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