庄川温泉郷
大自然に恵まれた温泉郷は古くから湯治の湯として人々に親しまれ、それぞれ異なる泉源のもと多彩な湯を楽しむことができます。泉質は主に、炭酸水素塩泉や炭酸鉄泉、ナトリウム泉、ミネラル泉など。やけど、きりきず、神経痛、リウマチ、筋肉痛、慢性皮膚炎、慢性婦人病といった効能が期待できると言われています。
各温泉宿ではそれぞれ工夫を凝らしたもてなしでお客様を温かく出迎えます。とかく露天風呂から望む四季折々の景観は格別の一言。旅の疲れと心を十分に癒してくれることでしょう。
庄川峡遊覧船
県定公園指定の渓谷・庄川峡を周遊する観光遊覧船「庄川峡遊覧船」。庄川のエメラルドグリーンに輝く水面を優雅に運行する遊覧船でのショートクルーズは、温泉郷の中でも人気の高いアクティビティです。川沿いに咲き誇る桜並木に清々しい新緑、彩り豊かな紅葉、幻想的な雪景色と、季節ごとに変化する渓谷美にはきっと心を奪われるはず。船上からは、周辺に数多く生息する水鳥のバードウォッチングを楽しむこともできます。
遊覧は大牧温泉行きの「大牧温泉コース」(往復約30分)と小牧港から長崎橋までの「長崎橋周遊コース」(約25分)の2コースを設定。どちらも予約便のため、乗船希望日の4日前までにご予約ください。
http://www.shogawa-yuran.co.jp/
年間のイベント
庄川の魅力を体感できる趣向を凝らしたイベントが、庄川各地で開催されています。厄年の男女が御神酒で清めた鯉を庄川に放流し開運長寿を願う、年初めの伝統神事「厄払い鯉の放流」(1月)をはじめ、庄川挽物を集めた木材市や木工体験、木のおもちゃ展示即売など、人と木のふれあいを楽しむ「庄川木工まつり」(5月)、よさこい、たいまつ行進、庄川峡花火大会、夜高行燈の街練りとさまざまな催し物が行われる「庄川観光祭」(6月)、水上の丸太乗りを競う流木乗り選手権をメインに水にまつわる企画を展開する「庄川水まつり」(8月)、特産品・ゆずを使った加工品・ゆず関連商品を一堂に揃え販売する「庄川ゆずまつり」(11月)などがあります。
特産品やお食事
日本最北端のゆず栽培最適地といわれる庄川町では、土地の気候と風土が育む香り高いゆずの生産が盛んに行われています。となみブランドにも指定される「庄川ゆず」を使用したジャム、ジュース、焼き菓子、味噌といった加工品は、道の駅、土産店、スーパー各所で販売。お土産として喜ばれる幅広いラインナップを揃えます。
また庄川は古来より鮎の漁場としても知られており、鮎シーズン(6月頃)になると多くの観光客が庄川町を訪れて旬の鮎料理に舌鼓を打ちます。鮎料理専門店や温泉宿では多彩な鮎料理を提供しますが、中でも炭火でじっくり焼かれる鮎の塩焼きは特に人気の高い逸品。香ばしく味わい深い庄川の鮎はぜひご賞味ください。