一番の8番を目指す!  ~ 8番らーめん 小杉店さん ~

今回、ご紹介するのは「8番らーめん 小杉店」さんです。
今更8番らーめん?と言われそうなくらい、北陸 富山では、定番中の定番フランチャイズ ラーメン店です。

いつもの味、安心感、満足感、これが8番の魅力かな?

昨年末、
いつもの射水市商工会 飲食・サービス部会 「飲食店を訪問しよう!」にて、何人かの会員さんと昼食会をしました。
冬は限定の酸辣湯麺(サンラータンメン)、そして、定番の野菜ラーメンの味噌としお、お供に餃子をいただきました。
いつもの味です。
美味しいです。
なんだろうね?この安心感。
ラーメン屋など、星の数ほどあるのに、
「ちょっとラーメンでも食いに行こかあ。」と同様に、
「ちょっと8番でも行くけ。」となる。
正に、8番らーめんのCM、「なんでやろ、8番」だ。

季節もののメニューもあります。詳しくはこちらから

北陸でメジャーな8番らーめんについて、少し調べてみると、
国内は、富山、石川、福井、岡山、長野、愛知で、120店舗。
海外は、タイが、なんと132店舗、香港が3店舗、ベトナムが1店舗。
ということで、意外に海外の店舗数が多いようです。
ラーメン店以外にも、居酒屋など他の分野でも、お店を展開しているようです。
そんな8番らーめんも、今年で創業53年になります。
株式も上場されており、今や立派な大企業です。
ここまでの企業に育った8番らーめんですが、創業者 後藤長司の言葉「8番らーめんは、お客様のためのものである。」を念頭に置き、徹底した、食材の生産管理、フランチャイズ店の技術、経営指導もあるのか、どこの店で食べても、概ね外れはない。
富山の多くの人は、長年8番らーめんの味に慣れ親しんできました。
そして、おもしろいもので、多くの人が、各地域、各お店の微妙な味の違いもわかるまでになりました。
「8番らーめん小杉店は、間違いない!」これは、私の主観ですが、友達もそう言っていました。

※8番らーめんの歴史など

いつものおいしさの秘密は、なんだろう?

8番らーめん小杉店 創業者の(有)フード・ささかわの笹川会長にお話をお聞きしました。
笹川会長は、
当初、和菓子か洋菓子の職人となって独立しようとされていたそうです。
そのため、大阪や金沢で6年ほど修業をされました。
その後、ご縁があって、しばらく芝寿司さんのところで、仕事をしながら経営について修業をされました。
それから3年ほど経ち、8番らーめんの開店当初からの様子を、直に見る機会を得、「これだ!」となったそうです。
そして、8番らーめん1号店が開店して、わずか10か月後の昭和42年12月、自分の店を、高岡の桐木町に開店することになりました。
笹川会長のこの判断力、実行力は大したものです。
最初の店は、高岡市民会館の近くだったので、イベントの後など、ドリフターズや園まり、梅宮辰夫など、芸能人もちょくちょく来たそうです。
また、8番らーめんの勢いそのままに、お店も繁盛したそうです。
さらに、時代の流れ、
モータリゼーションの流れもあり、郊外に駐車場のあるお店をということで、高岡店を閉めて、昭和46年に今の小杉店を開店されました。
多店舗化を目指し、有限会社フード・ささかわを立上げ経営体制も整えられました。
現在、8番らーめん 小杉店と太閤山店を、ご長男が、呉羽店をご次男が、それぞれ独立して経営されているそうです。
事業継承も、バッチリです。

笹川会長の理念に、
「和の心でお店のQ,S,C,Aに精進してもてなす。」というのがあります。
「Q,S,C,A」というのは、
「料理、サービス、施設、心いやす雰囲気」とのことですが、これをお客様のために最高レベルに持って行く努力が大事であるとおっしゃっていました。
これは、8番らーめん創業者の心と、正にマッチングしているところでしょう。
8番らーめんだから、繁盛しているということではないのですね!