料亭 扇一亭さん

旧大門町の旧町街の西端、庄川と合流手前の和田川沿いにたたずむ昔ながらの料亭 扇一亭。
華やかな色街の頃の名残をわずかにとどめる町の一角にあります。

これは、料理例です。実際の会席は、順番に出てきます。

各種宴会用のオードブルなども承っておられますが、ここは料亭、おもてなしの心のこもった会席料理が楽しめます。

椅子席もご用意しております。大小各種ご宴会、ご法事に、ご利用ください。

新鮮な海の幸は、朝と昼、新湊漁港で上がる地物の魚貝類を中心にご用意しております。

良い地物が入れば、即お楽しみいただけます。

季節、季節のものを大切にします。
春は、ホタルイカ、白エビ。
夏は、アユ(※)、バイ貝
秋は、シャケ、カニ
冬は、ブリ
と、富山は海も川も、魚介類にオフシーズンはありません。
※アユは、地元庄川産。店主自ら漁に行って獲ってくるそうです。

3月18日の取材時、まだ貴重なホタルイカ。美味です!
カニは定番ですね。


お店の創業は、明治の後半ごろ、元々は酒屋で、お酒といっしょにちょっとした料理を出すようになったのがきっかけのようです。
家自体は天保の時代からある旧家で、店主の扇一孝明氏で何代目か家系図を辿らないとすぐに答えが出て来ないくらいでした。料亭としては4~5代目(?)ほどだそうです。
昭和37年に、旧町街にあった色街、いわゆる赤線地帯がなくなり、それと共に夜の賑わいが消え、ひっそりとおとなしい街になりました。年代が新しくなるに従い、お店も徐々に減っていきました。特にバブルの終焉と共に、法人関係の接待など、極端な落ち込みようで、ここ旧大門のお店というお店が消え、今では、旧町のメイン通りでも、人通りすらないです。この現象は、ここだけのものではありません。全国、同様の問題が、特に地方の市町村に顕著に表れているものと思います。
そんな中、なんとかお店を存続させようと奮闘する店主 扇一氏の努力により、海の幸、川の幸を売りに、今日も料亭 扇一亭を守っていらっしゃいます。

店主 扇一孝明 氏
団体様は、マイクロバスにて送迎も致します。
商工会でも時々お世話になっております。(1/25 飲サ 講演会&懇親会)