キャリア教育事業
看護師

Q.どんな仕事ですか?

病気や怪我をした人を助け、支える仕事です。病院で日常生活のお手伝いをしたり、皆さんご存知の注射や血圧を測ったりします。リハビリをしたり、病気を付き合っていくための生活指導も行います。患者さんが退院してから日常生活を送れるように、プランを立て、社会福祉士と福祉サービスの調整もします。また、災害が有れば、被災者の救護活動をしたりもします。

Q.この仕事のやりがいは?

頑張って看護した患者さんが、日に日に良くなる姿をみたり、笑顔で退院するときに嬉しく感じます。急変して命の危機にある人を蘇生できたとき、家族から感謝の言葉を聞いたとき、退院した患者さんが元気に会いに来てくれたときの喜びや達成感など、やりがいを感じるところはたくさんあります。

Q.必要な資格やスキルはありますか?

看護師国家資格が必要です。国家試験までは主に3通りの道があります。
富山県では
いずみ高校のような看護科3年(高校レベル)から専攻科2年(短大レベル)を経て試験を受ける。
高校卒業後に看護専門学校(3年)を経て試験を受ける。
高校卒業後に看護大学(4年)を経て試験を受ける。
看護師にあったら良いスキルは、物事の理由を考えるくせをつけることや相手の話を待ってしっかり聞けることと思います。意識すればできることですが、質の高い看護や患者さんとの信頼関係を築くのに必要な技術です。

Q.1日の仕事の流れを教えてください

開始8:30から申し送りがあります。夜勤看護師から患者さんの状態報告と看護師長からの伝達事項を聞きます。
その後、カルテから患者の状態や本日の予定、検査や点滴、飲み薬などの情報収集を行います。9:00頃までにカンファレンスで患者さんの看護方針を話し合います。
その後、担当の患者さんへ挨拶し、検温をしながら、症状や傷の状態を確認したりします。この時、配薬や点滴も行います。医師の診察があれば、傷などの処置介助をし、患者さんの情報を共有して、治療方針の統一を図ります。
自分で身体を動かせない患者さんには、身体が痛くならないように向きを変えてあげたり、身体温かいタオルで拭いたり、日常生活のお手伝いをします。動かさないと身体が硬くなるので、リハビリをしたりします。
新たな入院患者さんには、病院生活や治療について説明し、治療の準備を行います。
患者さんの話相手になって、辛い気持ちを聞いてあげたり、情報を提供することで、安心感を持ってもらえるよう努力したりもしています。
医師、患者、家族、リハビリテーション技師、薬剤師、地域の社会福祉士などの他職種とのパイプ係なども行います。
行った治療や患者さんの状態、カンファレンスの内容などは、スタッフ全員が情報共有できるよう毎日記録に残します。
これらの業務であっという間に1日が終わり、夕方からの業務の看護に申し送りをして引き継ぎます。

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