富山湾の神秘
ホタルイカ

富山湾に春の訪れを告げるホタルイカ。ホタルイカは全長約7cmの小さな発光イカで産卵のために海岸近くに集まってきます。
ホタルイカの大群の発光が見られるのは、日本中で水橋から魚津までの沿岸に限られており、海面が青白く光る神秘的な光景は見る者すべてを魅了させます。



ホタルイカはどうして光るの? 不思議その1

ホタルイカ ホタルイカの一番の特徴は全身から青自い神秘的な光を放つことです。メスの胴長は約7cm。その小さなボディーには約1000個の皮膚発光器(胴部)をはじめ、5つの眼発光器(眼)、3つの腕発光器(第四腕)が付いています。その光る理由はまだ完全に解明されてはいませんが、発光することで敵から身を守ったり、光で仲間同士で合図を送りあったりするためといわれています。


ホタルイカはどこに住んでいるの? 不思議その2

富山湾海面 ホタルイカは日中は水深約200mから600mのところに住み、暗くなると海面近くに浮上してきます。
メスは産卵期(3月〜6月)になると水深200mの海底付近に集まり、タ方から夜にかけて卵を産みます。浜辺に打ち上げられることもあり、富山ではこれを「ホタルイカの身投」と呼んでいます。


なぜ富山湾にしかいないの? 不思議その3

富山湾 ホタルイカの大群が見られるのは目本全国で富山湾のみ、しかも水橋から魚津までの約15kmだけです。これは富山湾がすり鉢のような地形を持ち、海底から上に向かって流れる海流がホタルイカを岸近くまで押し上げるためではないかといわれています。
水橋の常願寺川右岸から魚津市までの約15km、沖合い1.3kmの海域はホタルイカ群遊海面として国の天然記念物に指定されています。