ファミリーパークを後にし、呉羽地区の味どころでランチを済ませた後は、いよいよ、「呉羽丘陵県民公園」へ。
「呉羽丘陵県民公園」は富山市の西側、富山平野の中央部を南北に走る緑の丘陵。この呉羽丘陵を境に、富山方面を「呉東」、高岡方面を「呉西」と呼び古くから富山県を二部してきました。
県道富山高岡線の北側を呉羽山、西側を城山と呼び、観光地化された呉羽山とは対照的に、山田村牛岳よりその尾根が延びてきている城山は尾根に散策コースが整備され、立山連峰を望みながらのハイキングは格別なんですよ。
緑豊かな丘陵には、750種を超える植物が分布すると言われており、春になるとキタコブシ、ショウジョウバカマがとてもきれいです。中でも、4月末に咲くナシの白い花が丘陵を埋めつくす風景は感動すらおぼえます。
また、動物も豊かで、北限のオオカワトンボをはじめ500種類を超える昆虫が生息し、マムシ、ヤマアカガエル、アベサンショウウオなどの爬虫類、両生類も多く生息しています。
運がよければ、散策路で野ウサギやタヌキ、ムササビなどの野生の動物たちに出会うことができるかもしれません。
さらに、呉羽丘陵は野鳥観察にも適した一帯であり、5年間に140種類以上の野鳥が観測されています。春、満開の桜のこずえに小声で鳴き交わし飛び交うメジロ、初夏には渡り途中のコノハズク、オオルリの歌声は心を癒してくれます。
【ワンポイントガイド(1)】 秋に実をつける植物
赤 色
ヤブコウジ、キタコブシ、ガマズミウメモドキ、シロダモ、ゴンズイ、ヒメアオキ、アズキナシ
紫 色
クサギ、ヨウシュヤマゴボウ
茶 色
エゴノキ、コナラ、クヌギ、クリ
【ワンポイントガイド(2)】 年間を通して観察できる野鳥
ヒヨドリ、シジュウガラ、ヤマガラ、エナガ、ヒガラ、キジバト、メジロ、ホオジロなど
呉羽丘陵を下りたら一路、池多地区方面へ。
呉羽丘陵のすそ野にある周囲約400mの農業用ため池が「田尻池」です。春から秋にかけては、周囲のため池となんら変わりはありませんが、冬、シベリアからの「使者」が訪れると季節の主役に一変します。
その舞台の主人公はオオハクチョウ。オオハクチョウが越冬するようになったのは、約20年前。最初は数羽程度でしたが、近年は70羽以上がこの地に飛来してくるようになりました。
オオハクチョウは11月中旬ごろよりこの池に飛来し、親鳥や幼鳥は、長旅の疲れを癒すようにのんびりと水草などを食べ、3月下旬に北に帰っていきます。
シーズンになると、オオハクチョウを目当てにカメラを構えるカメラマンや見物に訪れた家族で賑わいます。
富山市 呉羽商工会
Copyright(C) 2000 KUREHA-SHOKOKAI All Rights Reserved.