焼酎は、中国では「焼酒」「火酒」と書かれ、「酒を焼いて(煮て)作った物」を意味する。
その名の通り、焼酎は蒸留酒の一種で、酒税法では「アルコール含有物を蒸溜した酒類」と定義している。

さらに「焼酎」は2種類に区別され、それぞれ、「乙類焼酎」「甲類焼酎」と呼ばれている。

 

焼酎の種類

 

甲類(ホワイトリカー) 安くて無色透明でアルコールのにおいが感じられず、ほのかな甘みと丸味があり、全体として爽快な味わいが楽しめる。梅酒など、家庭用果実酒の原料としてホワイトリカーとして名付けられている。
地域によっては根強い人気があり、全国の焼酎消費量の六割を占めている。
乙類(本格焼酎) 南九州を中心に生産され、米、麦、芋の焼酎や、清酒の副産物の粕取り焼酎などがある。甲に比べてで低くみられそうだが、乙類のほうが素材の味を生かした昔ながらの焼酎で、「本格焼酎」と呼ばれている。

糖蜜、サトウキビ、トウモロコシなど。

アルコール含有物を連続式蒸留機で蒸留したものでアルコール分36度未満のもの。

芋焼酎 さつま芋
麦焼酎 大麦(麹に米を使用する事もある)
米焼酎
そば焼酎 そば
琉球焼酎
奄美の泡盛 黒糖
その他 デーツ・コーン・胡麻・栗・ジャガ芋
アルコール含有物を連続式蒸留機以外の蒸留機で蒸留したものでアルコール分45度以下のもの

 

本格焼酎の甘口・辛口

清酒の甘口・辛口は、昭和40年代まで、お酒の比重で計られていました。
アルコール分が多く、糖分の少ない酒は水より軽く、逆にアルコール分が少なく、
糖分の多い酒は水より重いので、比重の軽い酒は辛く、重い酒は甘いと考えられてきました。

例えば、アルコール25度の本格焼酎は、水の比重一に対して0.97と軽く、
数字の上では辛口の酒ということになります。

ところが、昭和50年代になって、比重が同じ酒でも、酸度が多いと辛く少ないと甘いことがわかり、
現在は比重と酸度のバランスで清酒の甘辛が比較されるようになりました。
本格焼酎でも、同じアルコール度数で甘口・辛口があります。

冠表示の主原料別に比較してみると、甘いいもの香りをもつ甘藷焼酎、
カルメラの香りが生きている黒糖焼酎、甘焦げ香のある麦焼酎・米焼酎・泡盛などの製品は、
嗅覚が味覚に反応して、飲む人に甘味を感じさせます。

また、アルコール分の濃い酒ほど甘く感じられるように、
アルコールそのものも甘辛に関係します。本格焼酎を精製しすぎると、アルコールの香りがツンときて辛みが強調されます。
フーゼル油も重要な味の成分で、丸味とともに甘味を感じさせる役割をはたします。