雪深い五箇山に住むサイチンという小鳥(学名はみそさざい)が早春の晴れた朝、樋や筧を伝ってさえずる声に聞きほれ、敏捷な動きにみとれた母親が、娘もあの小鳥のように甲斐甲斐しく働くことをこい願い口ずさみ唄い踊ったと伝えられている。樋のサイチンがなまってトイチンサになったものである。

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