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無量寺 ばんどり騒動と無量寺【ばんどり騒動ストーリー】

無量寺 〜農民一揆「ばんどり騒動」の集合場所〜【お話はこちら】

無量寺  富山市と立山町、上市町にはさまれた、富山県内最小(面積)の舟橋村は、県下有数の穀物地帯であり、かつては村内を流れる白岩川の漁業や舟運で栄えたところでもあります。この静かな村で、明治2年(1896)に大騒動が起こりました。 年貢の軽減を求めた「越中ばんどり党」が一揆を起こしたからです。ばんどりとは肩かけだけで背あてのない蓑(みの)のことで、大凶作に苦しんだ農民たちが、ばんどりやすげ笠、わらじ姿で5万人も集まったといいます。「会津の世直し」と並んで世に名高い、この「ばんどり騒動」の集会場となったのがこの「無量寺」です。 無量寺は、鎌倉時代の承元元年(1207)に開かれたと伝えられる浄土真宗の古刹で、本尊は鎌倉時代作とされている木造阿弥陀如来立像です。ヒノキを素材にして造った部分を合わせる寄せ木造りの仏像は、県の文化財に指定されています。
所在地
中新川郡舟橋村竹内323
TEL
(076)464−1305
交通案内
電鉄富山駅から富山地方鉄道本線で約15分、越中舟橋駅下車徒歩1分。
文化財
本尊は県指定の文化財となっている木造阿弥陀如来立像。高さ80.5pで、鎌倉時代の優れた技が見られます。手は極楽浄土から迎えにくるときの来迎印を示し、全体がどっしりとおおらかで、いかにも極楽浄土の仏らしい雰囲気を醸し出している。
蓮畑
現在、寺の前にはのどかな蓮畑が広がっている。この蓮を利用して始められた特産品づくりは温かな民芸品として喜ばれている。

ばんどり騒動と無量寺【ばんどり騒動ストーリー】
 明治2年の農民一揆(米騒動)で”ばんどり”とは『みの』のことを指します。
 明治維新によって、納米方法が古桝から新京桝に変わったにも拘らず、時の郡宰と村役人は私服を肥やすことのみを考え、古桝を改めようとしなかった。
 明治2年大凶作に見舞われ、農民が飢餓に頻し貢祖軽減を求める為に信望の厚かった塚越村(立山町)の宮崎忠次郎をたて、郡宰山本又九郎に嘆願書を提出した。
 回答がくるという10月29日には、夜も明けぬうちから、各村の人々がむしろ旗に村の名を大書し、すげがさ・ばんどり・草り姿で棒や竹やりを持ち、松明をかざし舟橋村竹内の無量寺に集合した。
 郡治局からの回答は、日暮れに及んでも音沙汰なく、農民らは再度嘆願のためほら貝、鐘、太鼓を打ち鳴らし無量寺を出発した。
 その後5万人にも達した農民は、滑川で郡治局役人と衝突し壊滅した。その結果やむを得ぬ行動であったため忠次郎だけが斬罪、あとは罪を問われなかった。